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【新人】未来マネジメントの「組織人」に対する考え方 後編

前回に引き続き、「未来マネジメントの考える『組織人』に対する考え方」のご紹介です。
ここでは、

Ⅰ「組織人」とは
Ⅱ「組織人」に求められる考え方と行動
Ⅲ「組織人が陥りやすい危険性」
Ⅳ「組織人として成功する考え方」

の四項目のうち、最後の項目である、

Ⅳ「組織人として成功する考え方」

についてご紹介いたします。

 

 

Ⅳ「組織人として成功する考え方」

1)伸びようとしなければ能力は高まらない

仕事の成果はそこそこでいいと考え、現状維持に努めようとする考え方では自分の能力を伸ばすことはできません。周囲の期待を裏切らない程度に最低限必要な能力でやっていく。優秀な成果が出る訳ではないが、大きな失敗もしない。これでは目先の仕事は何とかこなすことができるかもしれませんが、それ以上のことはできないでしょう。これではいつまでたっても能力の開発はできません。

 

2)行動することが唯一の方法である

能力を発揮するためには行動が必要です。想いを込めて結果を追求するためにも、また逆に不安から解放されるためにも、とにかく行動しなければ何も始まりません。

間違った方向に進んでいるのではないかという不安があったとしても、前進はしています。もし間違っていたとしても、そこから二度と同じ過ちを犯さない教訓を得ていることになります。

 

3)行動を押さえつけている「言い訳」から抜け出す

必要なことをなぜやらないのかの言い訳は、正当な理由であるかのごとく我々の身近にひそんでいます。

・「忙しいから」 多忙さは周囲から期待されている、重要な仕事をしているという風に考える風潮があります。しかし、能力を伸ばすには「自分と向き合う時間」「考える時間」を生み出す必要があります。自宅はもちろん仕事に行く電車や車の中など場所は様々ですが、自分の行動を見直すための時間を少しでも持つことが重要です。

・「疲れて気力が湧かないから」 人が問題を抱えている兆候のひとつに疲労感を訴えるというのがあります。疲労感は実際に体力を消耗したことよりも気力不足によるところが大きいものです。疲れたとこぼしている自分に出会ったら、今の仕事を見つめ直し、何が気力を消耗させているのかをつかむ必要があります。

・「やり方が合わないから」 成功は周りの人々から学び、一緒に仕事をしていこうとする意志があるかどうかにかかっている。他の人と同じになる必要はないが、相手を尊重し相手と上手くやっていく意志と行動は必要である。

 

4)下積み仕事は本格仕事への入り口である

トップを目指すにしても最初は雑用的仕事から始まります。こうした下積み仕事は本格的な仕事の入り口になっていて、自分の能力を発見し、磨くチャンスを与えてくれているのです。ここで大きな落とし穴になるのが「忍耐力の欠如」です。これに傲慢さが加わり悪化の一途をたどります。「こんな仕事をするために会社に入ったんじゃない」「こんなくだらない仕事はうんざりだ」成功への欲望が、学習しようとする意志より大きくなると、自分で自分の足を引っ張ることになるのです。

 

5)自信は不安を克服することで持つことができる

自信は持とうとして持てるものではありません。自信は誰にでも備わっている人間本来の資質です。ただこの自信は、さまざまな不安によって覆い隠されていることが多いのです。自分の目を曇らせ行動を抑えつけている不安に正面から立ち向かうことが重要です。思い込みから生じた不安を追い払うことができた時、自分の中に自信のパワーがみなぎってくるでしょう。

 

[組織の中で成功する人の考え方 アラン・ダウンズ著 から抜粋アレンジ]

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